ドイツ人留学生マルテの『つながるまち歩き』3:手賀沼オデッセイ

English Version:Teganuma Odyssey

柏観光プロダクション:手賀沼周辺フットパスツアー

このまちが好き

2019年6月初旬、柏観光プロダクション(*1)主催の『手賀沼周辺フットパスツアー』に参加して、手賀沼の周りのきれいな自然と文化・歴史深いスポットに行ってきました。「日常生活のストレスを手放したい」と思うあなた、柏なら思うよりたくさんの精神が落ち着く場所があると思います。自然に囲まれるところ、昔ながらの並木道、日本の伝統が肌で感じられる住宅。一人で探検してももちろん楽しく、サムライ映画に出ているような雰囲気が味わえます。このツアーに参加して、歴史や文化の勉強、隠れている宝物の発見が山程できました。「私のまちが好き」の気持ちで溢れる人と出会うチャンスです。

朝霧で隠れている手賀沼

日曜日の朝9時に手賀沼の『道の駅しょうなん』(*2)で集合。グレイの空、やや強い風が吹いて、完全に準備不足で長袖の薄いシャツしか持ってきてない私です。「今日はきっと雨だ」と思ったのに、もちろんレインコートなども持ってきてないです。結局は運が良く、雨が降らず、最初は寒いと思った風がちょうど気持ちよかったです。

一周しました!

手賀沼を一周してないですが、手賀沼から出発して、周辺の観光スポットを一周しました。静かな森、広々とした田んぼ、古い歴史の神社、日本伝統のある建物。数えきれないぐらいところに行ってきました。ツアーガイドの高野さんは柏市についての歩く教科書のような人物です。柏市について何を聞いても面白い話が止まらないです。 「本当にすごい! どうやって全部覚えているのか?」ととてもびっくりしました。

知識と経験が豊かなガイドがいると、すごい歩行音痴の私でも安心して自然の美しさに集中できます。

たくさんの長屋門を見ると時を超えたような気持ちになり、“中二病”の精神が現れ、サムライごっこしたくなります。

美しい自然や文化を体験するだけではなくて、心が広くて優しい人との出会いもいっぱい待っています。ずっと誰かと一緒に歩いたり、話したりして、友達になる人にも会えるかもしれません。

外国人や観光で柏に来る人、友達がいないと感じる人がこのツアーに参加すれば、自分のまちが好きな地元の人々とつながれる素晴らしい機会です。

謎タイム

私は普段なら全然考えないこと、まったく知らないことが当然たくさんありますが、今回のツアーは「え~そうなんだ~、それはすごいね~」のような瞬間が多かったです。例えば日本の三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)はよくお寺などで石像として現れると思いますが、お猿さんの向きにより作品の年齢の測定ができると知りました。正面を向いているお猿さんなら、かない古いだそうです。

質問!!!

下の写真のように、龍の彫刻ですが、一匹の龍が上に登り、もう一匹の龍が下に降ります。「さて、どっちが上に行くか、どっちが下にいくか?」と高野さんに聞かれました。

答え!!!

私は「左が上に行く、右が下に行く」と答えました…意外と「正解です!」をいただきました。

頭の向きで方向が決まるそうです。龍が上を見ると上に行く、下を見ると下に行く。龍ってわかりやすい子たちですね。何のことでも、奥の世界が深いですね。知識があったら普段の単純なお散歩でも楽しい発見がいっぱい待っています。

染谷家住宅

今度のフットパスツアーのメインゴール、『染谷家住宅』(*3)に着きましたら、一般の人が行くと外から眺めるしかできないですが、柏観光プロダクションのガイドと一緒に行くと中の庭などにも入れます。

昔ながらの素晴らしい芝生の上に立つとの古い歴史を実感し、鳥肌がたちます。 「ここの水も美味しいよ!」と高野さんが言って、庭にある井戸がまだ使われていて美味しいお茶ができるらしいです(今回は残念ですが、試飲会はなかったです)。

染谷家住宅から離れ、自然の中の旅が続き、いくつの神社を訪ねてから手賀沼に戻ります。レイクサイドで静かな水面を眺めながら深呼吸するだけで私の精神が落ち着いて、不安の気持ちが飛び去ります。フットパスツアーもそこで終了となり、メンバーも解散します。

3時間でいっぱい歩いて、いっぱい話して、いっぱい楽しんで、そろそろ私のお腹が空いてきちゃって、もっと話したいと思いながら少し残念な気持ちで近くのコンビニに向かいます。

歩いたり、勉強したり、仲良くなったり、柏観光プロダクションのツアーに参加して、沢山の新しい経験ができました。読んでいただいた皆さんもぜひ、一度でも参加してみてください。

ぜひこちらも読んでみてください:

*1 柏観光プロダクション(kashiwa-tourism.jp): 2016年設立の市民公益活動団体。柏の隠された面白さを発見するとともに、柏らしさを探求し、そこでしか味わえない体験を提供している。 「フットパス」とはイギリスを発祥とし、森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からある、ありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径【Path】のこと。

*2 道の駅しょうなん(www.michinoeki-shonan.jp)

*3 染谷家住宅(www.city.kashiwa.lg.jp): 手賀沼南岸の高台にある江戸時代後期から明治時代の名主屋敷で、主屋や風呂場、長屋門、蔵などの8棟の建造物が登録有形文化財に登録。往時の構成や歴史的空間が状態良く維持されている。

2012年から在日しているドイツ人留学生のマルテです。マルちゃんで大丈夫です。

麗澤大学を卒業して、今は東京大学の柏の葉キャンパスで研究しています。

柏の優しい人が大好きです。柏の色々な場所やイベントを取材して、さらに柏のこと好きになりました。
記事や写真を通して、柏の綺麗な自然と人々の活動を紹介して、他の人も柏のこと好きになることを願っています。

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Kamon かしわインフォメーションセンター

かしわインフォメーションセンターは柏駅前にあり、誰もが気軽に立ち寄れるまちの情報拠点、「柏のまちのコンシェルジュ」として、柏市内を中心に近隣市町から千葉県各地の地域・観光情報のご案内と情報提供をしています。

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