アップデートしていく「まち」に

- 柏へ -

 この春から、柏髙島屋の店長に就任いたしました。
柏へは赴任前からよく訪れていました。10年ほど前から、休日はスポーツバイクで走るのがリフレッシュ方法で、自宅のある都内から30キロ圏内の手賀沼は良いサイクルコースなのです。
柏には有名なサイクルショップがあるので、業務外でも柏にはよく来ていました。 

 髙島屋に入社してすぐに配属されたのは、日本橋店のLOUIS・VUITTON。初めてのお客様はブルネイの王族関係の方でした。英語が話せるということで通訳を頼まれ、その時にご購入いただいたものは今でもはっきりと覚えています。

 店舗での販売や新店舗の出店企画準備室を経て、MD本部(マーチャンダイジング)バイヤーへ。もともとバイヤーになりたく、百貨店への就職を希望したので、MD本部での仕事は、とてもやりがいがありました。
バイヤーとしてアクセサリー、ハンドバッグなどを担当し、12年前からMD本部でレディースファッションやラグジュアリーの部門責任者となりました。
全店の改装や新しい売場作りを行ってましたから、柏髙島屋の改装も手がけてきました。柏髙島屋は、バイヤー就任した20年前から馴染みがあります。

- アップデート -

 40万人もの乗降客がいる柏駅。柏髙島屋は駅からもっとも近い百貨店です。
 そして、大きな商業施設の周りにも、ウラカシにあるような個性的なお店があるのが魅力のひとつ。加えて、地元の学生や農家の方も独自の取り組みをされています。私たちも、そのような地元の力と一緒に「まちの魅力」を高め、柏らしさを追求しながら、お互いに刺激し、アップデートしていきたいと思っています。

 「百貨店があるから、髙島屋があるから柏が好き」と、いつまでも言ってもらえるために、我々も時代に合わせて変わっていかなければと思っています。コロナという期間には変化が止まっていたように感じていますが、この春からは、みなさんがこうあってほしいという機能を百貨店に加える改装計画を練っています。今春よりステーションモールではギャザリングスペースを新設したり、秋にはコミュニティコアというシェアラウンジがオープンします。

 これからも、柏髙島屋は変化し続けます。
地域に愛されるお店として、みなさんの「これがあれば良いな」という思いを受けとり、「柏のまちには百貨店があるから、他のまちには無いことができる」「色々な発見がある」と言っていただけるようになってまいりますので、楽しみに待っていてください!

インタビューされた人

柏髙島屋

花谷
ハナヤ
聡子
トシコ
プロフィール

1990年 株式会社髙島屋に入社、日本橋店1階に配属

1993年 1996年の新宿髙島屋(タカシマヤタイムズスクエア オープン)開店に向け、本社「新宿出店準備室」の準備委員となる。

2012年 セントラルバイヤーの経験を経てMD本部婦人雑貨ディビジョン長に就任。その後、担当する商品群は婦人服、特選ブティック・宝飾などファッション全般に拡大。

2020年 株式会社アール・ティー・コーポレーション代表取締役社長に就任。

2024年 柏髙島屋店長に就任。

趣味は料理、茶道、旅行に加え10年前からランニングや自転車も始めた。

参考サイト