南柏駅からバスで20分
ボーイスカウト柏9団のみなさんと、下田の杜で野菜を育てているファミリーと一緒に稲刈りです。
田植えの時と同様、靴下を藁で縛って、田んぼに入ります。
今回は『のこぎり鎌』という刃物を使うので、慎重に。
今回も田植え名人の方から、お話を聞いてみんなで、田んぼに入ります。
ザクザク、ザクザク…
小気味よい音が響きます。
稲を刈っている間も、
「ザリガニみつけたー!!!」
「おたまじゃくしがいる~。」
「トンボが溺れているから助けてあげて~」
「カマキリ、捕まえるから動かないで!」
などなど、子どもたちは各々、好奇心の赴くまま下田の杜の生き物たちとも戯れていて、楽しそう。
みんな、ひざ上まで泥に浸かって、真っ黒です。
田んぼに入るにはちょっと危ない年齢の幼い子たちは、大人と一緒に一生懸命、刈り取った稲を運んでいました。
食べ物を大切にという教えのもと、落ちた穂も丁寧に拾います。
開始から、1時間程でキレイに稲が刈り取られました。
刈り取った稲は畦の上で束ねたのちに、『穂掛』といって、乾かすために干していきます。
2週間ほど乾かしたら脱穀と精米をして、里山まつりの際に餅つき体験に使います。
これが一番楽しみ(笑)。
田植えの後は、池で泥を洗い流します。
田んぼの中で、様々な生き物と戯れた勢いのまま、池の中にもじゃぶじゃぶ入ります。
子どもの体力って底なしですね。
今回の稲刈りは、夏のボランティア体験(以下、夏ボラ)で下田の杜のお手伝いに来ていた学生の姉弟が参加していました。
夏ボラの期間は終了してからもずっと、下田の杜の活動に参加しているそうなので、ちょっとお話をきいてみました。
(上の写真は脱穀作業の時のものです。二人は稲刈り後の脱穀にも参加していました。)
Q、なぜ夏ボラに参加しようと思ったのですか?
姉(高1):学校から夏ボラのチラシをもらって、父親にやってみたらと言われて。
弟(中1):家からも近いし、自然に触れてみたいな~と思って。
Q、実際にやってみてどうですか?
弟:下田の杜の人たちが、優しくて馴染みやすい。
姉:学校とかだと「現代!」って感じで、変に気を使ったり、居づらさみたいなものを感じる時もあるけど、ここ(下田の杜)は、みんな言いたいことを言うし(笑)。
思ったように行動するから、みんな自然体で、私たちにとっても、過ごしやすい場所。毎週の楽しみになってます。
Q、自分たちの住んでいる地域に、昔からの風景の残る里山があるというのは、どうですか?
弟:喜ばしいよね!
姉:うん!うん!良かったよね。でも、住宅街の中なのに、ここだけ周りが自然だらけで、別世界のような感覚を強く感じます。
Q、これからも、定期的に活動に参加したいですか?
姉:はい、できるだけ参加したいと思います。
弟:目指すは、皆勤賞だ(笑)。
インタビューに答えてくれている時のお二人のイキイキとした表情や、一生懸命に活動する姿がとても印象的でした。
みなさ~ん、ここに若い実が育ってますよ~。
<NPO法人下田の杜 里山フォーラム>
豊かな里山の緑やそこで育まれる多様な生きものに囲まれ、ほっとできる場所「下田の杜」。
本フォーラムは、この希少な「まちなかに残る里山」の保全を通じ、皆で『地域の宝』として自然や里山文化を残そう!と活動する団体です。
四季折々の里山体験や自然観察、学校教育支援などを楽しく行っています。
HPはこちら↓
https://shitadanomori-satoyamaf.org/