柏でみつける科学の芽4:街なかで科学に出会おう! 

柏マニアNo.
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宮本
ミヤモト
千尋
チヒロ
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こんにちは。KSELの宮本千尋です。

 

皆さんは、「科学」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?「難しそう」「研究者は近づきがたいイメージ」という答えが返って来ることも少なくありません。

 

第1回でお話したように、柏は科学に携わる人々が沢山いる街です。せっかくならば科学に対するネガティブなイメージを払拭して、もっと気軽に科学に親しんでもらえたらと思っています。

 

とはいえ、馴染みのないものや関心が薄いものに自ら手を伸ばすことは難しいものです。そこで、街なかで気軽に科学に触れられる仕掛けづくりをこれまでに試みてきました。

 

例えば、ショッピングモールなどで展示や体験ワークショップを行ったり、柏市工業祭や市民活動フェスタなどのイベントにブースを出展したりしています。生活圏の中でふと科学に出会い、興味の入口になれば嬉しいですね。

 

 

過去に開催した「クリスマスフェス」では、体験ブースや講座の他に、クリスマスムードを堪能できる音楽コンサートも。実は楽器を演奏しているのは現役の研究者の方々です。実は音楽が好きな研究者の方は多く、学会では世界各国の研究者がそれぞれ楽器を持ち寄り演奏会が行われることもあるんですよ。

 

 

2018・2019年に開催した、「街なかで科学に親しむ土曜日 Science Saturday」では、柏の様々な団体の方々やお店にもご協力いただき、科学にちなんだ屋台やイベント、ステージ企画などをおこないました。

 

ブックトークでは、柏市立図書館にも入っている

科学に関連するオススメ本を紹介しました。絵本もあれば、ハードカバーの分厚い本もあり…各々の分野や視点から感じるその本の面白さを知ることができた企画でした。

 

今後、街なかで私たちや展示を見かけたら、ぜひお気軽にふらりと立ち寄ってみてくださいね。

 

それでは、素敵なクリスマス&年末年始をお過ごしください。

 

 

<本日の科学の芽>

 

クリスマスと聞くとマイケル・ファラデー著の『ロウソクの科学』を思い出します。イギリスの科学者であるファラデーが市民向けに行ったクリスマス講演の内容をまとめたものです。ロウソクを題材に、物が燃える時に起こる科学的な現象が様々な角度から紐解かれています。日常にある見慣れた現象にも、わくわくするような発見があることを気づかせてくれる一冊です。

どうして燃えるのかな?どうして炎は先の方が明るいの?ケーキに飾られたロウソクの火を眺めながら、考えてみるといつもとちょっと違った楽しみ方ができるかも?

この記事を書いた人

宮本
ミヤモト
千尋
チヒロ
プロフィール

1991年生まれ。東京大学大学院

理学系研究科地球惑星科学専攻を修了、博士(理学)。幼い頃、家族で出かけたキャンプをきっかけに自然や理科が好きになる。大学院では大気中の微粒子・エアロゾル(PM2.5や黄砂など)を研究していた。

副代表を務める「柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)」では、科学コミュニケーションを通してヒトと地域を繋ぐ活動をしている。大学院生をはじめとする若手の研究者が自身の専門分野を実験や工作などを交えて紹介する『研究者に会いに行こう!』や、自然体験活動を通じて理科に親しむ小中学生向けスタディツアー『理科の修学旅行』、柏駅前の空きアパートをDIYで改修した『手作り科学館 Exedra』などを企画・運営。

柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)副代表/手作り科学館Exedra 副館長/一般社団法人サイエンスエデュケーションラボ(SEL)理事

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