みなさん、お久しぶりです!「本のマップ柏」メンバー、あやです。
ぐっと秋めいてきましたね!つい先週までは暑い暑いと言っていたのに、もう涼しいを通り越して肌寒いレベル…。みなさん、お変わりありませんか?
「本のマップ柏」ってなに?どんな人がやってるの?という方はこちらをご覧ください→団体紹介
「マップ」は映画本編、このブログはそのメイキング映像、という感じです!また、観ていただいた方の特典として、本にまつわるイベントの紹介もしていけたらと思っているのですが、コロナ禍でイベントが相次いで中止や延期に…。くやしくさみしい限りですが、状況を考えると仕方ないですね…。
さてさて、季節も進めば我々「本のマップ柏」も進みます。月一のミーティングを行いつつ、どういうマップができそうか、試行錯誤を重ねておりますよ~!
前回の記事でつはさやかさんが触れてくださったGoogle Map「本のマップ柏」、実は見事完成しております!画像をちらっとお見せしますね↓
そして今わたしたちがぶちあたっているのが、このMapをどう広めるか?というところ。
柏やその周辺の本屋さん情報を知りたい人、Mapに興味を持って下さる人は、きっといる(はず)。とはいえ、Google Mapには、作ったMapそれ自体を拡散する機能があまりついていないのです。
どうしたら、情報を求めている人のもとに、一番いい形で、届けられるのか。
どうしたら、自分たちが持っている情報を、一番いい形で、伝えられるのか。
オンラインでやりとりを重ね、出た結論が…
「Instagram、始めてみる?」
ということでした。
Instagramであれば、いろいろな人に情報を見てもらえる。
その中に「これこれ、こういうの探してた!」と思ってくれる人がいるかもしれない。
もしかしたらそんな人の中から、「ここいいな、行ってみようかな」と思ってくれる人がいるかもしれない。
さらにもしかしたら、「こんなところあるよ!」と教えてくれる人もいるかもしれない。
さらにさらにもしかしたら、そんな風にゆるやかに集まったいいね!やここよかったよ!を、リアルタイムにGoogle Mapに落とし込むことができたら、みんなで作り上げる「本のマップ柏」ができるかもしれない!
そんな風に思ったのです。
そこでまずは、Instagramで情報を発信し、同時に情報を集めていければと思っています。
本屋さん情報の発信基地、ともいえるかもしれません。あるいは秘密基地かも!
興味のある人がゆるやかに集まって、それぞれの情報を持ち寄って、楽しい場所を作っていけたらいいなと思います。
そんな新しい基地を作るべく、「本のマップ柏」のメンバーで着々と動いています!
Instagramのアカウントが開設されたらまたお知らせしますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
フォロワーさんどのくらい増えるかなあ、どのくらい興味持ってもらえるかなあ、と、ちょっとどきどきしています…!
絶対知りたい人はいるはずと思いつつ、本当にいるかな大丈夫かな、と思ったり。
まあでも、なんでもやってみなければわかりませんもんね!まずは走ってみなければ。
というわけで、今日も「本のマップ柏」は全力疾走中です。
果たしてゴールには何が待っているのか…わくわくしながら、今日の記事を終えたいと思います!
それでは、またー!
<おまけ:今日の一冊>
『風の又三郎』作:宮沢賢治/新潮社他
※書影画像は新潮社版(1898年刊)のものです。
今年は9月1日になったとたんに涼しくなって、まるで秋がすぐそこで待ち受けていたみたいでした。
9月1日といえば、柏も含め、多くの地域では二学期の始業式の日。他方で、毎年9月1日前後は二百十日、すなわち台風襲来の目安の日でもあり、特に農家の方々は警戒を怠らなかったといいます。
そんな9月1日にちなんで作られたのが、『風の又三郎』。作者は、言わずと知れた詩人で童話作家の宮沢賢治です。
山深い村の小学校、その二学期の始業式の日に、突然現れた謎の転校生・高田三郎。どことなく人間離れした雰囲気の彼を、一郎をはじめとする村の子どもたちは警戒しつつ、大自然の中で一緒に遊んで交流を深めていきます。一方で、彼が引っ越してきてから、天気、特に風にまつわる不思議な出来事が起こり始めたように思えてきて…。
「あいつは風の子、風の又三郎じゃないか?」―畏れと疑いを持ちながら、子どもたちの
村の子どもたちの心模様が、目まぐるしく変わる山の気候とともに、くっきりと描かれます。めいっぱい遊びながら成長していく子どもたちの姿が、なにより、真っ黒の目と赤いほっぺたをした三郎が、まるで目に浮かぶよう。
そして、子どもたちを見守るようにも突き放すようにも感じられる、どっしりとした大自然の豊かさと厳しさ。野原を駆け渡っていく風の気配や屋根を打つ雨の音、湿った草いきれが、体を撫でていくように思えます。
子どものころ、こんな風に自然の中で思う存分走りまわって遊びたいと、どれだけ願ったことでしょうか!幻想的でどこか精霊のような雰囲気の又三郎にも、強く心惹かれたものでした。
そんなわたしも大人になり、都会の真ん中、オフィスに籠ってパソコンをかたかたさせています。子どものころの願いとは真逆すぎて、ああ大人になっちゃったんだなあ…と悲しくなる日々…。それでも、今年の涼しさは、もしかしたら又三郎が連れてきたのかな、などと考えてそわそわしてしまうのは、やっぱりどこかに子どものころの自分を持っているかもしれません。