今回は、2023年の4月よりスタートした、農業と食育の習い事「はたべる」についてお話しします。
最初に、私がはたべるをスタートさせたいと思ったのは、地域に住む子どもたちに自分の育っている場所で、
おいしい野菜が育っている過程や、農業についてもっと興味をもってもらいたいという思いからでした。
私自身も、野菜について知れば知るほどたくさんの興味が湧き、この野菜はどうやってできているんだろう?出荷するまでにどのようなことが行われているんだろう?と、疑問がたくさん生まれました。
普段食べている野菜はどのように育っているのか?どのくらいの時間をかけて自分たちの食卓に並ぶようになるのかを体験してほしいなと思いました。
また、農業を体験したあと、とれたての食材で料理を調理することで、おいしいというだけでなく『自分で作れた!』という自信にもつながります。
そして、自分で作った料理を家に持ち帰っておうちの方に「おいしいね!」「すごいね!」と褒めてもらうことで自己肯定感も高まると考えています。
現在、はたべるでは収穫だけでなく農業につかう機械をみたり、生育過程だけでなく野菜についてのワークシートを学びとして提供しています。
実際に、収穫物を見るだけでなく、その野菜の種や生育過程の様子を学ぶことで、より食材を身近に感じる機会になればと思っています。
6月は、じゃがいもの収穫時期だったのでじゃがいもの種類や生育方法を学び、いざ収穫!子どもたちは泥だらけになって大喜びでした!
収穫した後は、とれたじゃがいもを美味しく調理します。
この日はじゃがいもチヂミを作りました。
子どもたちは、あまり食べたことがなかったり、苦手な野菜でもこのように収穫して自分自身で作ると、食べてみよう!という意欲がわきます。
実際に、家では食べなかったのに、自分で作ったものは食べました!とおうちの方からご報告をいただくことも多いです。
食に興味を持って、食べることが楽しい!地域で作っている野菜ってこんなにおいしいんだ!と少しでも多くの子どもたちや大人の方に知ってもらうきっかけづくりができることが私の願いです。
はたべるでは、農業と食育だけでなく、異年齢の子たちが集まって一緒に体験をすることで、心も育っていくと考えています。
学びだけではなく、子どもたちの心にも寄り添えるような場所になってくれるよう、今後も仲間を増やしていけたらと思います!