私の四次元ポケット1:イチゴ狩りのお話

柏マニアNo.
19
宇佐見
ウサミ
さくら
サクラ
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かしわしわ~♪しわしわのお婆ちゃんなってもぉ~♪

ひなたなほこちゃんの名曲、「かしわしわ」で登場してみました、宇佐見さくらです。

柏の福祉や日常のちょっと嬉しい人とのつながりなんかをコラムにしていきたいと思います。ゆる~く(何なら寝ころびながらでも)お付き合いください。

 

さてさて第一回目は先日私の働く高齢者施設で行ったイチゴ狩りのお話をしたいと思います。

 

皆様ご存知の通り、世は空前の大コロナ時代。

特に重症化しやすい高齢者施設では、かれこれ2年半以上、面会はおろか、ガチガチの感染予防対策で、外出など夢のまた夢でした。

  が、しか~し!!!!

今年になって3回目のワクチンも進み、最近では、マンボウも解除され少しずつ日常を取り戻しつつある今、当施設でも思い切ってイチゴ狩りを企画してみました!

(もちろん、感染対策は慎重に!)

 

その日は利用者様7名、介助者5名の12名でイチゴ狩りに出かけました。

介護施設あるあるですが、当日まで本当に企画が遂行されるか分からない(利用者の具合が悪くなる、職員の突然の休みで現場が回らなくなる、などなど、理由は100通りある)

ドキドキの状態でしたが、あら不思議、何事もなくイチゴ農園にたどり着きました。

 

ホッとしたのも束の間、イチゴ農園の駐車場からハウスまでの道のりがこれまた、前の日の雨もあって、泥んこプレロス並みにドロドロ。

数秒で車いすの車輪がトラクターのようになってしまい、重たいの重たくなくのって。(どっちやねん)

ヒーコラ押しているとイチゴを買いに来ていた通りすがりのダンデイなおじさまが

「手伝いましょうか? キラーン☆(歯)」と声をかけてくれてハウスまで車椅子を押すのを手伝ってくれました。ありがたやー

聞くと、その方、少し前まで高齢者施設の施設長をされていたそうで、「やっぱり高齢者好きだから気になっちゃうんだよね(照)」と笑っていました。

(やはり柏人はええ人が多い!)

 

ハウスに着くと早々におじさまと別れを告げ、いざ!イチゴ狩りに出陣です!

ぶおおおおおぶおおおお~(ホラ貝の音)

 

私達一同、イチゴ農園を壊滅させる勢いで「行くぞー!おー!」の掛け声とともにものすごい形相で、その目は飢えた獣のよう。

2年半、施設の中だけで過ごしたモンモンとした気持ちをぶつけるがごとく、イチゴをちぎっては投げ、いや違う、ちぎっては食べ、その表情は幼子のように無邪気で

「甘―い!」「美味しいー!」「みずみずしいー!」とあちこちで歓喜の声が上がっていました。

 

 結局、イチゴハウスを壊滅させる事はできませんでしたが(当たり前だ!)

 総勢12名で食べたイチゴの数、200粒以上!!

 

 

帰りの車の中ではイチゴで膨れたお腹をなでながら、「次はラーメンだ!いや、お寿司だ!」

とわいわい、わちゃわちゃ、帰りの旅路を笑顔で帰ったのでありましたとさ。

柏市くらもち観光苺農園さん、ご協力ありがとうございました。

※くらもち苺農園さんは車いすの方でも安心して苺狩りができます。
くらもち観光農園

【所在地】柏市布施692

【連絡先】09065151583

この記事を書いた人

宇佐見
ウサミ
さくら
サクラ
プロフィール

介護福祉士・主任介護専門員・社会福祉法人涼風会 特別養護老人ホーム柏きらりの風

施設長・常任理事

介護福祉士として20代から高齢者介護の魅力にハマり、今なお、福祉仕事にやりがいを感じ「人生の彩」を大切にしたケアを実践。

地域の方や行政の信頼も厚く地域の居場所カフェ設立やコロナ渦においてSNSを使って「福祉の街かしわ」を合言葉に福祉の魅力を発信する活動(柏げんきプロジェクト)を

福祉業界のパイオニアとして積極的に幅広く取り組む。

参考サイト

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