柄シャツ男のこだわる理由 その1:自転車で通ったキネマ旬報シアター

柏マニアNo.
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江﨑
エザキ
タケシ
プロフィール詳細

35年以上前から、柏の映画館に毎月取材

 

昨年8月頃より、毎週柏で働かせていただいておりますが、映画編集者として、また、映画ファンとしては、1980年代からお付き合いがあります。

 

1980年代に「シティロード」という情報誌の編集をしておりましたので、柏の映画館の上映スケジュールを毎月取材させていただいておりました。

当時は、柏シネマ・柏シネマ名画ホールさん(1977年~1993年)と、柏シネマアート1・2さん(1988年~1992年)にお世話になりました。

キネマ旬報シアターでは、昔懐かしい映画も上映しています。

 

1990年代には「東京ウォーカー」という情報誌の編集をしておりましたので、キネマ旬報シアターの前身である柏ステーションシアター1・2・3さん(1992年~2012年)、柏シネマサンシャイン一番館・二番館さん(1993年~2008年)、柏松竹1・2・3さん(1994年~2006年)に、毎週上映スケジュールの取材でお世話になりました。

 

当時は上映スケジュールが複雑で、締切り直前での変更が多かったという印象がありました。

 

 

柏まで片道3時間の自転車旅~

 

2013年2月に「TKPシアター柏 supported by KINEJUN」という館名でオープンし、2014年6月より「キネマ旬報シアター」という名称で再スタートした当館には、2010年代に映画ファンとして何度か映画鑑賞に通ったことがあります。

昔のキネマ旬報シアター

当時、なぜか「映画鑑賞に交通費をかけたくない」という意固地なこだわりを持っていたので、東京23区で上映が終わった映画を見るために、東京の立川でも、横浜や川崎でも、埼玉の川越やさいたま新都心でも、千葉の幕張や船橋でも、自転車で通っていました。

 

柏のキネマ旬報シアターにも、国道6号線を、自転車で片道3時間かけて、何度か来ています。

東京の日本橋を起点に、台東区、墨田区、葛飾区、松戸市、柏市と、街や景色の変化を楽しみながら、風を感じながら、国道沿いの気になった飲食店に入って食事しながら、3時間自転車に乗って参りました。

上映時間よりも早めに着くようにして、劇場に到着したら、ロビーで1時間ぐらい仮眠していました。映画だけでなく、道中も旅として思い出に残っています。

ロビーから2階に続く階段には、今まで上映された映画のパンフレットが。

 

その映画館に御縁があり、今お仕事をさせていただいていますので、不思議です。

ウクライナで撮影された映画

 

ウクライナで撮影された映画『ひまわり』は1970年の初公開から50周年を記念してHDレストア版にて上映中。

当初、2週間の上映期間でしたが、異例の大ヒットにつき上映期間を延長しています。

戦争で引き裂かれた愛の物語が、今の状況に重なりますね。

毎週15本前後のすばらしい映画を上映していますので、ぜひお出かけください。

 

この記事を書いた人

江﨑
エザキ
タケシ
プロフィール

元キネマ旬報シアター 副支配人・劇場運営 兼 番組編成担当(2023年2月末で退任)

 1980年代から「月刊シティロード」「週刊東京ウォーカー」などの雑誌編集者の映画担当デスク、2000年代は映画情報ポータルサイト「ムービーウォーカー」の立上げから約7年間編集長や全国映画館上映スケジュール取材センター「ムービータイム(現・角川アップリンク)」の立上げ・運営などを経て、渋谷のミニシアター映画館「アップリンク渋谷」の支配人に。 

コロナ禍により2021年5月の閉館後、2021年8月頃から柏・キネマ旬報シアターで、番組編成と劇場運営を行なっていました。

古今東西のすばらしい映画とお客様との出会いをお手伝いすることが、人生の使命です。

 

★2021年9月~2023年2月
キネマ旬報シアター 映画監督45分ティーチイン登壇者一覧(企画・運営・司会:江崎)
※コロナ第5波の緊急事態宣言の解除にともない、本格的に毎週土日の映画監督45分ティーチインを開始


※敬称略

2021.9.22
『由宇子の天秤』瀧内公美(本作品1回目)

2021.10.16
『その日、カレーができるまで』清水康彦監督

2021.10.23
『由宇子の天秤』『かぞくへ』春本雄二郎監督(本作品1回目)、梅田誠弘

2021.10.30
『由宇子の天秤』『火口のふたり』瀧内公美(本作品2回目)

2021.10.31
『東京自転車節』青柳拓監督

2021.11.4
『空白』二階堂新太郎(サプライズ舞台挨拶)

2021.11.7
『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』島田陽磨監督

2021.11.13(追加11.20)
『のさりの島』山本起也監督

2021.11.21
『生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事』佐古忠彦監督

2021.11.23
『うみべの女の子』ウエダアツシ監督、青木柚

2021.11.28
『くじらびと』石川梵監督

2021.12.4
『ゆきゆきて、神軍』(35mmフィルム上映)原一男監督

2021.12.5
『スズさん 昭和の家事と家族の物語』大墻敦監督

2021.12.11
『石巻市立湊小学校避難所』藤川佳三監督

2021.12.25&26
『水俣曼荼羅』原一男監督(2日連続)

2022.1.8
『いとみち』横浜聡子監督、駒井蓮

2022.1.15
『ひらいて』首藤凜監督

2022.1.22
『JOINT』小島央大監督、山本一賢、キム・ジンチョル、櫻木綾

2022.1.23
『三度目の、正直』野原位監督、川村りら、出村弘美

2022.1.29
『香川1区』大島新監督

2022.1.30
『由宇子の天秤』春本雄二郎監督(本作品2回目)

2022.2.12
『水俣曼荼羅』原一男監督(本作品3回目)

2022.2.12~13&15~18(6日間)
『Trumpet トランペット』曽根麻央(本作品1回目~6回目)

2022.2.19
<香港特集>
『香港画』堀井威久麿監督、前田穗高(プロデューサー)

2022.2.20
『寛解の連続』光永惇監督、小林勝行(リモート参加)

2022.2.26
『歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて』野村展代監督、升毅

2022.2.26
<キネマ旬報ベスト・テン名作特集>
『本気のしるし《TVドラマ再編集劇場版》』深田晃司監督(リモート参加)

2022.3.5
『梅切らぬバカ』和島香太郎監督2022.3.12
『華のスミカ』林隆太監督、直井佑樹(プロデューサー)

2022.3.13
『ベイビーわるきゅーれ』阪元裕吾監督、伊澤彩織、三元雅芸

2022.3.26
『二重のまち/交代地のうたを編む』小森はるか監督

2022.4.2
『なん・なんだ』山嵜晋平監督、下元史朗

2022.4.9
『前科者』岸善幸監督

2022.4.16
<大江崇允、映画の術>
『美しい術』『かくれんぼ』大江崇允監督

2022.4.17
『牛久』トーマス・アッシュ監督

2022.4.23

<「キャプテン」原作漫画連載50周年記念企画>

『キャプテン劇場版』千葉一郎(ちばあきおプロダクション社長)、谷口忠男(元集英社編集長)

※運営のみ担当

2022.4.29
<濱口竜介監督作品全15本上映>
『親密さ』平野鈴

2022.5.5
<濱口竜介監督作品全15本上映>
『ハッピーアワー』砂連尾理(劇中ワークショップ指導)

2022.5.7
<復帰50周年 沖縄特集>
『ミラクルシティコザ』平一紘監督、玉代勢圭司

2022.5.8
『春原さんのうた』杉田協士監督、荒木知佳、新部聖子

2022.5.14
『ちょっと思い出しただけ』松居大悟監督

2022.5.15
<復帰50周年 沖縄特集>
『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』柳川強監督、中島歩

2022.5.21(追加5.23、5.25)
<復帰50周年 沖縄特集>
『ばちらぬん』東盛あいか監督

2022.5.22
『夢幻紳士 人形地獄』海上ミサコ監督

2022.5.22
<キネマ旬報シアター・インディーズ>
『ふゆうするさかいめ』住本尚子監督、カワシママリノ、鈴木美乃里

2022.5.29
『杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦』前田せつ子監督

2022.6.4
『ぼけますから、よろしくお願いします。おかえり お母さん』信友直子監督

2022.6.5
<キネマ旬報ベスト・テン名作特集>
『サウダーヂ』富田克也 監督

2022.6.11
『教育と愛国』斉加尚代監督

2022.6.12
『ウェディング・ハイ』大九明子監督

2022.6.12
<ウクライナ特集>
『ドンバス』小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師)

2022.6.18
<復帰50周年 沖縄特集>
『緑の牢獄』黄インイク監督

2022.6.19
<ザ・ビートルズ デビュー60周年記念上映>
『ハード・デイズ・ナイト』藤本国彦(ビートルズ研究家)

2022.6.25
『ツユクサ』平山秀幸監督

2022.6.26
『マイスモールランド』川和田恵真監督

2022.6.26
<追悼 青山真治監督 北九州サーガ三部作 35mmフィルム特集>
『サッドヴァケイション』(35mmフィルム上映)斉藤陽一郎

2022.7.2
『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』中村裕監督

2022.7.3
<キネマ旬報ベスト・テン名作特集>
『喜劇 愛妻物語』足立紳監督、足立晃子

2022.7.9
『私のはなし 部落のはなし』満若勇咲監督

2022.7.10
<キネマ旬報ベスト・テン名作特集>
『あゝ荒野 前篇』『あゝ荒野 後篇』岸善幸監督

2022.7.16
<学校ドキュメンタリー特集>
『屋根の上に吹く風は』浅田さかえ監督

2022.7.17
<追悼・石井隆><相米慎二特集>
『ラブホテル』(35mmフィルム上映) 松居大悟監督

2022.7.18
<城定秀夫×今泉力哉「L/R15」特集>
『愛なのに』城定秀夫監督

2022.7.18
<城定秀夫×今泉力哉「L/R15」特集>
『猫は逃げた』城定秀夫(脚本)、山本奈衣瑠、手島実優

2022.7.23
『流浪の月』李相日監督

2022.7.24
『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』金子遊監督、伊藤雄馬(言語学者)

2022.7.24
<学校ドキュメンタリー特集>
『夢みる小学校』オオタヴィン監督

2022.7.30
『高津川』錦織良成監督、戸田菜穂、大野いと

2022.7.31
<キネマ旬報シアター・インディーズ>
『僕の一番好きだった人』上村奈帆監督、平野鈴(本作品1回目)

2022.8.4
『死刑にいたる病』白石和彌監督

2022.8.13&14
<戦後77年 戦争映画特集><夏の神軍まつり>
<キネマ旬報ベスト・テン名作特集>
『ゆきゆきて、神軍』(35mmフィルム上映) 原一男監督(2日連続)

2022.8.20
『スープとイデオロギー』ヤン ヨンヒ監督、荒井カオル(プロデューサー)

2022.9.1
『PLAN75』早川千絵監督

2022.9.17
『島守の塔』五十嵐匠監督

2022.9.24
『劇場版 荒野に希望の灯をともす』谷津賢二監督

2022.10.1
『こちらあみ子』森井勇佑監督、大沢一菜、大関修士

2022.10.8
<キネマ旬報シアター・インディーズ>
『僕の一番好きだった人』上村奈帆監督、平野鈴(本作品2回目)

2022.11.6
『LOVE LIFE』深田晃司監督

2023.12.3
<カシワカレークエスト2022関連上映>
『カレーライスを一から作る』前田亜紀監督、大島新(プロデューサー)

2023.12.24
『長全寺』川本淳市監督、江良至(脚本)、川原英之、武田泰道(長全寺住職)

2023.2.4
『あした、授業参観いくから。』『幸福のスイッチ』安田真奈監督

2023.2.5
<『あちらにいる鬼』公開記念上映>
『全身小説家』原一男監督

2023.2.23
『ケイコ 目を澄ませて』三宅唱監督

2023.2.26
『夜明けまでバス停で』高橋伴明監督、梶原阿貴(脚本)

 

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