1990年代から2010年代まで、出版社やメディア企業などに在籍して時期に、映画を取り扱う情報誌といわれた雑誌やWEBサイト、全国の映画館の上映スケジュール取材センターなどを立ち上げながら、名古屋、大阪、沖縄など全国各地に転勤して働きました。
各地方都市の駅前の老舗の映画館が相次いで閉館して、郊外のシネマコンプレックスが広がる中、各エリアのミニシアターが、地域社会と連携しながら、地域密着型映画の上映を行ない、街を活性化させている様子を数多く見てきました。
当館でも、今年は2月に流山市出身の人気ジャズ・トランペッターの曽根麻央さんが主演の短編映画『トランペット』(ショートショートフィルムフェスティバル2021観客賞受賞作品)の1週間にわたる上映&毎日生演奏付きトーク&サイン会を行ない、流山ジャズフェスティバルの関係者の皆様、柏のジャズのライブハウスの皆様、東葛地区で学生に吹奏楽を指導されている皆様方にご協力をいただいて、連日多くのお客様にご来場いただき、大変盛況でした。
また、5月の<復帰50周年 沖縄特集>では、松戸の沖縄とつながろう会様をはじめ沖縄県人会の皆様に御協力をいただき、東京からも含め沖縄県ご出身の皆様に多数御来場いただき、各作品の監督トークイベントを盛り上げていただきました。
そんな地域密着上映を進めている私のところに「北柏楽しいことやっちゃおうプロジェクト」の小齋さんが映画館に来られて北柏の森の中で、上映会をされたいとの御相談がありました。6月下旬の事です。
(小齋さんの柏マニアの記事はこコチラ)
無料上映で、予算が無いお話でしたので、映画を通じて地域が活性化すればよいと思い、ビジネス抜きで未来の話かと御相談にのっておりましたが、途中から今年の8月6日と7日の上映というお話になりましたので、大急ぎで、上映機材・スクリーン・音響設備を現地で検証いただき、上映作品の配給会社を紹介しました。
上映した作品は『マジックツリーハウス』でした。世界的な人気の児童小説がアニメーション化された作品です。
北柏の森にいつかツリーハウスを作りたいという小齋さんの夢ともリンクしていました。上映の2日間は天候にも恵まれ、地域のお子様方が多数参加されて、すばらしい上映会となりました。この作品にとっては、映画館や自宅で鑑賞する以上に、夏休みの夜の森の中が、最適の上映環境でした。参加されたお子様たちにとって、一生忘れられない映画鑑賞体験になったことと思います。
地域の多くの皆様に映画館を体験していただくために、柏はじめ東葛地区や千葉県各市の皆様と今後も連携して参ります。
10月22日(土)~28日(金)には、船橋市出身のアクション監督/コーディネーターとしても活躍するアクション俳優のHAYATEさん(真青ハヤテさん)が企画・総監督・主演を務め、松戸市出身で「脳卒中フェスティバル」代表の小林純也さんが共同企画した、映画『ファーストミッション』を上映。
12月3日(土)~9日(金)には、カシワカレークエスト2022のスタンプラリー上映として映画『カレーライスを一から作る』を上映します。(スタンプラリー期間:9月17日〜2023年1月31日 スタンプ対象:キネ旬カレーセット、映画『カレーライスを一から作る』)。
12月には、柏市でほぼ全編撮影した地域密着型映画の上映も予定しています。
そのお話は、次回にご紹介させていただきます。