皆さん、今日もお仕事、お疲れ様です。
柏洋酒文化広報部です。
居酒屋でも、よく飲まれる「ハイボール」
Bar好きの中ではカクテルの一部とされていることもあります。
■「ビルド」スタイルは材料を混ぜ合わせる
ハイボールやジントニックなどのカクテルは、「ビルド」という作り方でつくられます。
また、背の高いグラス「タンブラー」などに入れられ、氷と炭酸・ジュースなどで割ったカクテルは「ロングカクテル」とも呼ばれます。
簡単な作り方ですが、前回の氷と材料の温度を管理し、注ぎ方や混ぜ方でカクテルの良し悪しが決まってしまう、「シンプルだからこそ、難しい」という部類の技法です。
■泡を殺さないのが極意
ジンジャーエール、トニックウォーター、ソーダなどの炭酸系は混ぜているうちに炭酸が抜けてしまうことがあります。そこで、多くのバーテンダーは注ぎ込む時に、ゆっくりと、そっと入れます。まるで高級ワインをこぼさずに大切に注ぐかのように。
■トニックウォーターって?
昔、マラリア防止のためにキニーネと柑橘類の果皮エキスや香草類、糖分を調製した炭酸飲料です。ただ、キニーネが原因のアレルギーが報告されていたり、アメリカ食品医薬品局による規制があるなどして、最近のトニックウォーターは代用品を使用しています。
ジントニックやスプモーニなど代表的なカクテルにもよく使われています。
■材料を合わせてから炭酸、最後にゆっくり混ぜる
氷と材料をクルクルと混ぜ合わせていると、ほのかに香りが立ってきます。その次に炭酸系やジュースなどの割り材を氷に当てずに、ゆっくりを注いでいきます。最後に泡を立てないようにスプーンでゆっくり氷を持ち上げて再び沈めます。糖度やアルコール濃度が違う液体は地層のように重なっているので、クルクル回しても混ざりにくいので、縦方向に混ぜます。
・作り方はバーテンダーそれぞれ
一般的に知られている作り方を書いてみましたが、液体が混ざらない理由に対して混ぜる方法はたくさんあります。
バーテンダーさんの作り方によっては、思い切り注いで、その代わりにスプーンで混ぜることを短縮したりする場合や、逆にゆっくり注いでから丁寧にスプーンで混ぜる場合もあります。
丁寧に作られたハイボールは、ウイスキー本来の香りの高さを大きく広げてくれます。
今回、撮影したお店はBar TACTさん。
季節のカクテルはもちろんのこと、新しいウイスキーも積極的に取り入れるBarです。
冬の季節になると「そのべいちご農園」さんのいちごカクテルも出していて、香りが高くて、余韻のある一品を楽しめます。(仕入状況によります。)
柏洋酒文化広報部サイト
https://kashiwa.bar-culture.info/bar/tact/
Bar TACT 公式サイト
http://www.tact-kashiwa.com/tact/index.html
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