皆さま、こんにちは。
柏市光ヶ丘在住の小野広一です。
柏近郊で演奏したり、柏駅周辺で開催される音楽イベントを企画/運営しています。
梅雨が明けたらとても暑くなりましたね。子どもの頃ってこんなに暑かったかなぁ。
さて今回は柏が「音楽の街」と呼ばれるようになった経緯についてです。
■「音楽の街」と呼ばれるまで
柏出身のアーティストとしては、80年代に千葉県立東葛飾高校OBのサンプラザ中野くんとパッパラー河合さんを擁する“爆風スランプ”がデビュー。
柏を歌ったパッパラー河合さんのボーカル曲「KASHIWAマイ・ラブ~ユーミンを聞きながら~」では、「ダブルデッキ」や「モンテローザ」といった柏に関する歌詞も出てきます。
また、90年代には「ラストチャンス」のヒットで知られる“Something Else”、00年代には“ナオト・インティライミ”など、柏駅の路上ライブからブレイクしたアーティストも多く輩出しています。
路上ライブ全盛期以降、柏駅前では自由に演奏しているアーティストを毎日のように見かけます。
これらのアーティストは、柏市の団体“STREET BREAKERS”と柏市が協議して策定した、通称「柏ルール」という制度を活用しています。
柏市にストリートミュージシャンとして登録し、ルールを順守することで路上ライブを認められているのです。
全国に先駆けて策定/運用された制度ですが、この制度が注目を集め「柏ルール」をベースにした路上演奏のルールが全国的に広がっています。
◆ストリートミュージシャン登録申請についてhttps://otomachikashiwa.wixsite.com/home/resist
■柏の音楽イベント
柏では駅前にて音楽イベントも数多く行われています。
先述のSTREET BREAKERSは、2006年から毎年「音街かしわ」という音楽イベントを実施しており、前身のSTREET BREAK時代も含めると1998年からこれまでに計21度のイベントを継続し「音楽の街かしわ」を支えてきました。
「音街かしわ」では、柏の音楽の原点と呼ばれているダブルデッキで、これまでにナオト・インティライミや奥華子などが出演。
爆風スランプに至っては毎年出演し、あの平成の名曲「RUNNER」を演奏してくれるのです。
今年も9月21日(土)の開催が決まっています。https://otomachikashiwa.wixsite.com/home
それ以外のイベントとしては、柏駅東口の歩行者天国ハウディモールにて“音楽の街かしわ実行委員会”による音響設備の使用が可能な「柏まちかどライブDAY」や、非日常のキャッチコピーを掲げて柏駅周辺で同時多発的に演奏される「Ripple柏」、柏髙島屋ステーションモールの屋外ステージでも定期的に音楽イベントが行われています。
更にあまり知られてはいませんが、柏駅周辺にはライブハウスが7つもあります。
これだけのライブハウスが駅周辺にある街はそうそうありません。
■柏で行われている様々な演奏を配信
市内で行われている演奏は、柏市の公式LINE LIVE「かしわMusicLine」で携帯やパソコンから視聴することが可能です。
1)かしわ MusicLine イチカシ
「市立柏高等学校吹奏楽部」の練習風景・演奏会風景等https://live.line.me/channels/1124720
2)かしわ MusicLine マチナカ
柏市内でのストリートミュージシャン、駅周辺での演奏風景https://live.line.me/channels/1124696
3)かしわ MusicLine ステージ
柏市内のライブハウスでの演奏風景
https://live.line.me/channels/1124777
このように柏出身のアーティストが創りあげた歴史や、たくさんの団体が様々な取り組みを行っている結果として“音楽の街かしわ”と呼ばれている訳です。
今回は柏駅周辺を中心とした音楽活動についてご紹介しましたが、柏市内では柏の葉や沼南地区など、各地で大小さまざまな音楽イベントが開催されています。
近くでイベントがあったらぜひ見に行ってみてくださいね。
次回は、柏の吹奏楽を取り上げます。
どうぞご期待ください。