柏市光ヶ丘在住の小野広一です。
柏近郊で演奏したり、柏駅周辺で開催される音楽イベントを企画/運営しています。
3月14日に開催予定だった「柏 de 吹奏楽PARTY♪!」は新型コロナウイルスによる市民生活への影響を鑑み、市が主催、共催するイベントで感染拡大の影響が心配されるものは中止することを発表。
不特定多数の方を1000人以上集める「柏 de 吹奏楽PARTY♪!」も中止となりました。
街中にも自粛ムードが漂い、なんだか気が滅入ってしまいますね。
気を取り直し、前回、前々回に引き続いて音楽イベントを開催するまでについてです。
■前回のおさらい
前回はイベント開催に必要な申請や告知方法を考えました。
今回は音響機材とボランティア募集についてお送りします。
■音響機材:マイク
イベントを行う際、ほとんどの場合は音響機材が必要になります。
ここでいう音響機材は、マイクやスピーカーです。
マイクは有線マイクかワイヤレス(無線)マイクに分けられますが、
どちらも一長一短あります。
- 有線マイク
文字通りケーブルと繋がっているので、
ケーブルの長さしか移動できない - ワイヤレスマイク
ケーブルがないので電波が届くところまで自由に動けるが、
周波数の干渉を受け混信が発生することがある
そのため、ワイヤレスマイクを使用する時は、事前のセッティングで混信の恐れがないか確認をし、場合によっては調整することもあります。
マイクの種類はさらに、ダイナミックマイクかコンデンサーマイクといった
2種類に分けられます。
簡単に説明すると
- ダイナミックマイク
電源不要、丈夫、安いものが多い - コンデンサーマイク
電源が必要、感度が高い、値段が高い
これらを現場によって使い分けます。
音響に不慣れな人はダイナミックマイクを有線で使うのが安心です。
■音響機材:スピーカー
スピーカーは大きく分けて2種類あります。
観客に向けたメインスピーカーと演奏者の為のモニタースピーカーです。
小規模なイベントの場合、観客向けのメインスピーカーでモニタースピーカーを兼ねる場合もありますが、ハウリング(スピーカーから発している音をマイクが拾ってしまう)を起こすこともあるのでスピーカーの位置に気を付ける必要があります。
■ボランティア募集
イベントの規模が大きくなるほど、会場整理などでボランティアスタッフが必要になります。
また、ステージを設営/解体する場合は、通行される方にも気を配り誘導するなどの作業も必要です。
下の画像は柏MUSIC SUN2015の様子。
たくさんのボランティアスタッフが集まってくれました。
大学のボランティアサークルに声をかけたり、地元や近隣町会の方にお手伝いいただいたり。最近ではWeb上でボランティアを募集できるサイトもあるようです。
○ボランティア募集サイトactivo
https://activo.jp/
会場整理の内容としては、点字ブロックを塞がないよう注意したり、観客が留まって通行の妨げにならないように声かけするなど運営していく必要があります。
2018年10月に開催した「柏 de 吹奏楽PARTY♪!」では、市立柏高校の演奏時がピークで運営とボランティアスタッフ合わせて21人で会場整理を行いました。
朝8時に集合しイベントのタイムスケジュールを共有。
イベントTシャツを配布して休憩時にはお弁当の支給もあって、演奏を聴きつつ会場整理してあっという間にイベント終了の16:30。
ボランティアスタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。
イベントの準備について3回に分けてお送りしましたが、このようにイベントを運営するのはなかなか大変。
音楽イベントを見かけたら、たくさんの事前準備を経て行われているということを感じてもらえたら嬉しいです。
これまで9回投稿して参りましたが、今回が最終回となります。
本コラムを読んでくれた皆さま、ありがとうございました。
今後も柏駅周辺で様々なイベントを企画していきますので
見かけたら是非とも声をかけてください。