リレー形式のヌマベクラブの第4弾は「手賀沼の農と食」。
手賀沼フィッシングセンター内にあるnumacafeの店長、関本さんです。
関本さんの生み出す料理、その味はもちろん、斬新なアイデアにはいつも驚かされます!
そんなアイデアの元となっているのが、「手賀沼の農業」の姿とその魅力とのこと。
今回は手賀沼の農業について、シェフの目線からご案内していただきます!
(ヌマベクラブ・鈴木)
はじめまして。合同会社EDGEHAUSの関本と申します。
ヌマベクラブには「奥手賀ツーリズム」として参加しています。
まず「奥手賀ツーリズム」とは、自分たちが独自で命名した名称になります。
手賀沼の下流に位置するので正確には奥ではないのですが、柏の中にある「自然」を感じることができる場所だと思いこのような名称にしています。奥多摩、奥秩父などからインスピレーションしています。
今回のテーマである「手賀沼の農と食」についてお話できればと思います。
私たちは、手賀沼フィッシングセンター内にあるカフェ「numacafe」を運営している会社でもあります。
そういった経緯もあり、様々な農家さんともお会いする機会があり、私自身が感じたことを今回はみなさんにご紹介できればと思います。主観ではありますので、失礼があった際は申し訳ないです。
まず、手賀沼エリアでカフェをするにあたり、一番最初に驚かされたことは一年を通しての農作物の多さです。
このエリアではカブやネギ・梨などが有名で千葉県以外のかたでもこういった作物は知られているとは思いますが、その他にも様々なものがあり、意外と知られていない野菜や果物もみつけることができます。
最近では千葉で「粒すけ」といった新しいお米も作られています。名前の由来通り粒がしっかりとした甘みのあるお米です。凄く美味しいです。カフェでも仕入れされてもらってます。
次に農家さんについてお話しできればと思います。
一言で言えば、「プロ」だと思います。
一つ一つに対してのこだわり、考えは流石の一言です。当たり前に買える野菜のことを、日々考えさせられます。
一度みなさんも考えてみてください。
雨でも風でも熱中症アラートでも、農家さんは毎日畑に行き農作業。正直、休みもないと思います。
実際自分自身もまだまだ見えない辛いこともたくさんあると思います。
ただ、農家さんに仕入れに行くと、みなさん笑顔で話してくれるんですよね。
「これ持っていって」「スタッフで分けてね」。
カッコいいなって素直に思っています。その思いから、偉そうですが自分は「農家」とは言えず、「農家さん」と言っています。
その中で自分たちは手賀沼エリアで採れる作物で、もっと違った食べ方が見つかれば、少しでも手賀沼の農業を応援できるのではないかと考えたものが「農家パフェ」といったメニューの始まりです。
季節ごとの果物や野菜をつかった、このエリアにしかない組み合わせにチャレンジして、そのままでも美味しいものを、違った見せ方、味わい方でお客さんに伝えられればと思っています。
また自分たちが直接収穫体験などに伺い、農家さんとお話しして、自分の言葉でお客さんに伝えることで、農家さんの魅力を伝えることができればとも思っております。
農家さんによっては摘み取り体験、直売などもしているので、お客さんが直接体験したり買いに行かれたり、またその場で農家さんとお会いした体験などを、カフェに再来店していただいた時に話していただいたりと、こういった流れができていることが凄く嬉しく思っております。
少しはお役に立てているのかな。
今後も、このエリアを盛り上げていけるような体験をつくっていけたら、と思っております。
合同会社EDGEHAUS関本