今回は小学生の頃から CoderDojo Kashiwa に参加しており、現在では美大生としてデザインを学んでいる嵯峨さんに登場してもらいます。彼女は多くの場面で CoderDojo に関わってくれていますが、何がモチベーションとなっているのでしょう。
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初めまして。CoderDojo Kashiwa メンター、デザイン部門の嵯峨です。都内の美術大学でデザインの勉強をしています。私は CoderDojo Kashiwa ができた当初からNinja(子どもの参加者)として参加しており、高校生になってからはメンターやデザイン部門として Dojo に関わるようになりました。
そもそも私がCoderDojoに参加しようと思ったきっかけは、Champion である宮島さんと元々知り合いだったからです。誘われた時はコンピュータという子どもが普段触らないものだからこそ興味があって、プログラミングなんて何も知らなかった私ですが、知り合いが運営しているならと、母と相談して参加し始めました。
今では考えられませんが、最初の頃の参加者は片手に収まるほど。ほとんどが宮島さんの知り合いでした。時間が経つにつれ、参加者も増えていき、会場が変わり、プログラミングをする仲間たちが増えてきました。その頃の私にとって Dojo での時間が大切なものになっていきました。東京大学での発表会に行ったら大雪が降って帰れなくなったこと、違うDojoに通っている人の作品をお互いにプレイして自分の作品を褒められたこと……他の同級生は経験していないようなことを小学生の時に経験できたのはとても楽しかったです。
しかし中学生になって部活が忙しくなったり、高校受験の勉強をしていたりと、一切Dojo に関わることができなくなった時期もありました。私が参加していなかった間も、Dojo は目まぐるしい変化を遂げていて、今のように参加者とメンターが増え、新しいDojo が柏市内にできるなど、Dojo のコミュニティが広がっていきました。
Dojo が変化するに伴って、私自身も他のメンターも変わっていきました。私は今まで、Dojo ではメンターとしてNinjaにプログラミングを教える以外に、イベントで司会や運営をやらせてもらったり、イベント用のデザインを手伝ったりと、私にとってプラスになる学びを多く得ました。だからこそ、小学生の頃から今大学生になるまでの7年もずっと Dojo に関わりを持つことができているのだと思っています。
どこかの環境において、何を学ぶかは完全に自分の意識や目標に委ねられているものだと思います。Dojoのようなプログラミングを学ぶ場所でデザインのアウトプットをしてもいいし、もちろんプログラミングを子どもたちにわかりやすく教えたり伝えたりすることを学ぶでもいいのですが、多角的に何かを学びたいのであれば、自分の意思で取捨選択をする必要があります。CoderDojo には多様な背景を持つ人たちがたくさん集まっています。大人から学ぶこともあれば、学生同士で学ぶこともたくさんあって、Dojoにいるから自分の視野はぐっと広がったように思います。
これからもDojoに関わり続け、自分の成長とアウトプットのためにも、そしてDojoのためにも努力し続けます。
個人的には女の子がもっと増えたら嬉しいな、と思っているので、これをお読みの方もぜひご参加ください! 待ってます!